繊細な神経を持つスズメバチと、その天敵

繊細な神経を持つスズメバチと、その天敵

スズメバチは、とても繊細な神経を持っていると言われています。事実、ちょっとした振動や巣の周辺での動きにも神経を尖らせています。巣をちょっと攻撃すれば、中にいたスズメバチが一気にあふれ出してくることは、珍しくありません。

スズメバチがこのような繊細な神経を持っている理由には、巣の中に多くの幼虫がいることがあげられます。ハチの幼虫は体表が柔らかで、手足もなく自らを守ることができません。親によって保護されなければ、生き延びることができない状態です。

このような幼虫は、外敵から見れば簡単に手に入れられる優良なタンパク源になります。まず、いろいろなアリによって狙われます。アリは少しでも隙があればすぐにやってきます。一度巣内への侵入を許すと、その巣は繰り返し侵入されることになるので、始めにしっかりと守ることが大切になります。

スズメバチは巣におおいがあったり、出入り口が一箇所だけになっています。その上、出入り口には巣に入ってくるものの匂いをチェックする役目を果たすハチがいます。なのでこのような厳重なチェックをくぐり抜けることは、容易ではありません。

しかし、そんな厳重なシステムをもすり抜ける寄生者もいます。そのような寄生者は、木々の樹液場にいて、日中にスズメバチがやってくるのを待ち受けています。そして隙を見てハチの体にしがみつき、そのまま巣まで運ばれて、ハチと共に入り込みます。巣の中に入るとすぐにハチから降りて育房に行き、幼虫の体内に入り込みます。そして成虫になったハチの腹部で、さらに栄養を採ります。このような天敵は、スズメバチネジレバネと呼ばれています。

さらに、スズメバチにはカギバラバチという天敵もいます。これは堅い殻を持った卵を葉に産みつけ、その葉を食べたガなどの幼虫の体内に入り込み、その幼虫を狩ったハチが肉団子として巣に持ち込んでハチの幼虫に与えられることによって寄生するものです。

このような天敵がいるスズメバチですが、最も壊滅的な被害を受けるのは、オオスズメバチによる巣の攻撃です。オオスズメバチに狙われた巣は、いったん襲撃が始まるとかなりの確立で全滅してしまうそうです。

 

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